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グラストンベリー・アビー  Glastonbury Abbey
               2005年6月12日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

Glastonbury に到着。 The AA の Route Planner では、所要時間49分となっていたが 1時間掛かってしまった。街のかなり遠方から The Tor が形の良い丘の上に聳える姿を見ることが出来た。 何か厳粛なものが感じられ、弥が上にも期待感は高まる。

Glastonbury St. Dunstanと少女 Glastonbury 大教会 Glastonbury 大教会

街に入り Abbey の真ん前の駐車場に入れた、と思ったら Church だった。立派な Church だ。 今日はバザーが開催されるらしく準備におおわらわであった。通行人に道を尋ね、美しい街並みを歩く。 Market Cross で記念撮影(写真下左)。
「 Glastonbury Abbey 」は 16世紀にヘンリー8世の修道院解散令により破壊されているが、歴史と規模を感じさせる修道院だ。 Museum を 通り過ぎ、外に出ると、広大な緑の広場に廃墟が点在している。先ず目立つのは高い壁だけが残る大教会だ (写真上中・右、下左から2枚目)。かなり酷く破壊されているが、入り口部分の壁はほぼ元の高さを残しているようだ。 壮大な Chapel だったことが偲ばれる。

Glastonbury Market Cross Glastonbury 大教会 Glastonbury Lady‘s Chapel Glastonbury King Arthur‘s Tomb Glastonbury Abbort‘s Kitchen Glastonbury Abbort‘s Kitchen

そして、その姿も優美な Lady‘s Chapel も目を惹く(写真下左・中、上左から3枚目)。全体的に装飾などが 大教会のシャープに対比しマイルドな雰囲気を醸し出す。大教会に較べ破壊の程度が穏やかなのは、宗教上の重要さの違いだろうか。
ここはアーサー王の墓 King Arthur‘s Tomb があることで有名だ(写真上右から3枚目)。今は唯これだけしか 残っていない。教会の外の Grave で発見されたアーサー王とグウィネヴィア王妃の遺体が、棺に葬られこの祭壇に 安置されていたが、修道院解散令の際に行方不明となってしまったと伝えられる。

完全な形で残っているのは Abbort‘s Kitchen だ(写真上右から2枚目)。やはり宗教上のものでないので 残されたのだろう。ここで修道士?にであった。記念撮影をお願いしたら快くOKが出た(写真上右)。 Museum 前では 修道士のコスチュームの中学生らしき一団が大騒ぎしていた(写真下右)。こちらでは、歴史的建造物やガーデンで生徒たちの 社会見学に良く出会う。30人足らずの小さな集団だ。こうして自国の歴史と文化を理解していくのだろう。
King Arthur については生誕の地 Tintagel Castle と Tomb のある Glastonbury の 両方を訪ねたことになる。伝説は架空か事実か?何か因縁を感じて合唱。(帰国して直ぐに映画「キング・アーサー」が 公開された。早速見たが期待はずれであった)

Glastonbury  Lady‘s Chapel Glastonbury  Lady‘s Chapel Glastonbury 生徒たちの社会見学

Glastonbury におけるもう一つのお目当ては The Tor だ。一つにはアーサー王が最後の戦いで傷つき運ばれた アヴァロン島だといわれる丘であること。一つには St. Michael’s Line というレイラインだ。 St. Michael’s Mount から北西に伸びるラインで、 The Tor 、 Stone Henge 、そして この後訪れる Avebury を結んでいるという。調べてみると6日に訪ねた Postbridge 付近の Cairn Circle も8日に訪れた Merry Maidens もこのラインの上にあるのだ。何と云う旅だ。
The Tor の登り口を探すのに一苦労した。この丘の麓に Chalice Well と云う、これまたアーサー王絡みの 聖なる泉がある。そこを通り過ぎたところで(もう、そうとう歩いている)若者に出会ったので登り口を尋ねたら、 いやこちらではない。もっとずぅーと下がった所を右に行けという。一緒に戻りながら話をした。日本語を話すのだ。 姫路に住んだことがあるとのこと、親近感を感じたのだが、これが食わせ物。散々迷ったあげく辿り着いた登り口は さっき若者に尋ねた直ぐ先で良かったのだ。
グラストンベリーの丘はなだらかな螺旋状の段のある丘だ(写真下左から2枚目)。登り口に着いた時は既にかなりへばっていたが、丘の上の Tor を見て、登る元気が出てきた。見かけよりきつい登りだったが一気に登りきる。 Tor は高く毅然と建っている。 厳粛さと畏敬の念を抱く(写真下左)。頂上からは360度のパノラマだ。グラストンベリーの街が直ぐ下に見える。 建物の色が統一されていて美しい。多くは赤茶色のレンガなのだろう、所々に大理石色の建物がある。教会とか公会堂などと 思われる。きれいな町並みだ(写真下中)。牧草地や農地がどこまでも続く景色も素晴らしい(写真右から2枚目)。 この360度を表すのには何枚の写真を繋げばよいのだろう。

Glastonbury The Tor Glastonbury The Tor Glastonbury 頂上からの360度のパノラマ Glastonbury 頂上からの360度のパノラマ Glastonbury Chalice Well の水汲み場

「 Chalice Well 」は聖なる泉より、花の美しい ガーデンをお目当てにしていたのだが、365日オープンのはずが今日は何かの催しで午後からのオープンとのこと。残念。 外の道路端に Chalice Well の水汲み場があった。地元の人が大きなポリタンクに汲んでいた(写真上右)。注ぎ口の石には ちゃんと Chalice Well と刻まれている。順番を譲ってくれて飲んでみろと言う。一口含むと鉄分を感じさせる 味がした。ミネラル豊富な感じだ。毎朝、日本茶を500 ml のペットボトルに入れて持ち歩いているのだが、それを空にして 汲ませてもらった。そう言えばさっきの外人は Chalice Well の催しに参加したようだ。教えてあげなきゃ。

Information
 Address  Magdalene Street, Glastonbury, Somerset BA6 9EL
 Telephone  01458 832267
 Web Site  Glastonbury Abbey

オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。

「旅行記」もご覧ください。

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